ニーズに合わせて多種多様に発展した今時婚活パーティ

意外に歴史が古い婚活パーティは、時代やニーズに合わせていろいろなスタイルのものが登場。

定番の集団お見合いタイプの他、街コン、馬コン、婚活列車、婚活スキーなど、イベント性の高いものもあり、自分にあったものを見つけやすくなっています。

婚活パーティは、戦争直後から開かれていた

ここ数年、婚活パーティが活況と言われています。

確かに「婚活パーティ」というネーミングになったのは最近で、多様化もしています。

婚活パーティ専門のサービス会社などもでてきましたが、実はこのパーティ自体は、かなり昔からあるもの。婚活の定番ともいえる活動です。

最初に婚活パーティが開かれたのは、第二次世界大戦の直後と言われています。当時は戦争で適齢期の男性が激減。残った人は戦後復興に忙しかった時代です。

未婚女性は多い上に、若くして未亡人になった人も多数いました。そこで男女の出会いの場を提供しようと開かれた婚活パーティは、東京の多摩川湖畔で行われ、400人近くの男女が集まったといわれています。

「なれ初めが婚活パーティはちょっと…」という親世代もまだまだいるようですが、歴史のある活動であることを話してみるのもいいかもしれません。

バブル期に流行った「ねるとんパーティ」

時は移り変わり、バブル期は、「ねるとんパーティ」などと言われていました。

この語源は、とんねるずが司会をしていた伝説の「ねるとん紅鯨団」という集団見合いをテーマにした番組から派生したもの。ゼネラルディレクターがテリー伊藤さんでした。

男女がひとつのひとつの会場に集まって話をするスタイルが中心で、最後にみんなの前で男性が告白するのが定番。お目当ての人の前に立って告白をはじめようとすると、「ちょっと待った~!」と他の男性がよこやりを入れるのがおもしろく、高い視聴率をたたき出していました。

このスタイルはエンターテイメント性が高く、見ている分には楽しいのですが、参加者側はコミュニケーション能力や押しの強さが求められるため、成功するのは一般社会でもモテる人。恋愛があまり得意ではない人には、高い壁が立ちはだかっていました。

このねるとんパーティの発展系は、今でもたくさん開かれていて、ホテルの一室やイベント会場に男女が集まり、たくさんの人と会話をしながらパートナーを探していきます。

会場が船上だったり、大きな施設を丸ごと使ったり、電車を貸切ったりとイベント性を高めているものも多くあります。

一番多い「集団お見合い形式」は、参加者が安心できるスタイル

カップルになるのが、「普段からモテている人」というねるとんパーティ形式ではなく、誰でもにチャンスがあるスタイルの婚活パーティもあります。集団お見合いスタイルと言われているもので、実はこちらが今の定番スタイルです。

これはひとつの部屋に向かい合った席が参加者分もうけられていて、女性が一方にずらりと並んで座ります。向かいの席には男性が座り、一定の時間がくると横にずれ、パーティに参加するすべての異性と話ができるというもの。いわばフォークダンスのようなスタイルで、まさに「お見合い」といった感じです。

このスタイルは司会者が時間の管理はもちろん、場を盛り上げたり、ムードを作る役割を果たすので、参加者はお見合いに集中することができます。告白も紙に書いて司会者に渡すスタイルなので、「面と向かっての告白は勇気がなくて苦手」という人も安心できます。

最近では、話がしやすいようにとの工夫から、カウンターに並んで座るスタイルも増えていますし、暗めの照明の施設を使ってカクテルなどのアルコールをだすところもあります。

さまざまな発展系が増える現在の婚活パーティ事情

婚活パーティの基本は上記の2つなのですが、これらの発展系として、実にさまざまなものが出てきています。

そのひとつが、近年注目を浴びている「街コン」です。ねるとんパーティをよりスケールアップし、町おこしや他のイベントとのジョイントで行われているものもあり、多いものでは1000人を超える参加者がいるものもあります。

中には既婚者でも参加できることもあり、イベント性が先行している印象ですが、出会いの場のひとつであることは間違いありません。

また地方自治体が主催する婚活パーティも増えています。人口減少に頭を痛める地域に定住してくれる人を増やすのが主な目的で、地方の若い(正しくは中年くらいまでいますが)男性と都会に住む女性を集めて、ねるとん形式のパーティをします。

中には1日がかりのものもあり、その地方の名産品を食したり、観光をしたりしながら時間を過ごし、交流を深めていきます。

結婚後はその地方に住むのが前提となっていて、成婚すればさらに特典がうけられるものもあり、注目度が高くなっています。

他にも、競馬好きの人が競馬場に集まる「馬コン」。

地方の電車を貸切って一緒に旅をする「婚活列車」。

バスを使ってお見合いをしながらスキー場に行き、一緒に滑って帰ってくる「婚活スキー」。

さらに屋形船を使ったり、みんなで料理をしたり、地域のプロサッカーチームを応援しながら婚活をするなど、実にいろいろなものがあります。

これらの多くは、カップルが成立しやすいような工夫がされていて、たくさんの男女が集まる中では気おくれしてしまうという人も楽しめるようになっています。

なにより、共通の趣味を持っている人が集まるので、会話も弾みやすく、結婚にたどり着くカップルが多いと言われています。