婚活アドバイザーがいいパートナーを探そうと思わせた人々

えこひいきは禁じられている婚活アドバイザーですが、中には思わず肩入れをしたくなる会員さんもいて、少しだけ有利な紹介をしてしまうこともあります。

今回は、私の中で印象深い人を紹介します。

 

不公平はしなくとも、思わず肩入れしたくなるときはあるもの

個人的な思い入れによる不公平を避けるために、一部の人に有利な条件を付けたり、肩入れするのは禁じられている婚活アドバイザーですが、親身になって相談にのるうちに、「幸せになってほしい!」と心から思う人もいます。

アドバイザーも人間ですから。

みなさんに、「そんな風になってください」というつもりはもちろんないですし、目に見えた区別をするわけでもないのですが、知っていて損はないと思うので、私がこれまで内緒で力を入れてパートナーを探した方々を紹介します。

ちなみにみなさん、半年以内に成婚退会されています。

 

お見合いをして、最後の賭けをしに来ましたという38歳女性

その女性は、バリバリのキャリアウーマンとして第一線で活躍している38歳でした。

結婚を真剣に考えたことはなく、彼氏もそれなりにいたのですが、お正月に実家に帰り、親族に無理やりお見合いをさせられました。

顔を立てるだけのつもりで足を運んだ料亭で、お見合い相手だと紹介されたのは50歳を過ぎた脂ギトギトの口臭のひどいおじさん。

それを見て、「私にはもう、こんな人しかいないんだ」とショックを受け、よくよく考えてみたら、35歳で最後の彼氏と別れ、その後はパートナーなし。「終わった」と思い、最後の賭けとして結婚相談所に来られました。

魅力ある女性でサバサバした性格。上場企業に勤め、それなりの役職にあるのですが、それを自慢することもありません。

「私と結婚してくれるならどんな人でもいいので、唯一条件は、年齢が離れすぎていない人」ということで、パートナーを探すことになりました。

 

話を進めるほどに彼女の人柄の良さや謙虚さが分かったのですが、中でもすばらしいと思ったのは、結婚相手の親の介護が必要になったら、仕事を辞めてもいいといったこと。

「大切な人を生み、育てた人なので、ツラい老後にするようなことはしたくない」と、サラッと言ったのです。

思わず感動した私は、かなりいい条件の方を探しだして紹介し、活動から2ヵ月目にお見合いした方と結ばれました。

 

涙を流して子連れ再婚を希望した男性

その男性には、暗い過去がありました。20代前半で結婚し、子どもも授かったのですが、障害を持っていたこともあり2歳で他界。

奥さんは精神的に自分を追い込んでしまい、離婚することになったのです。彼は奥さんを支えていくつもりだったのですが、彼女の家系に障害を持った人がいたこともあり、女性の両親が申し訳ないと、無理やり離婚をさせたようでした。

子連れ女性の再婚は決して楽なものではなく、かなり難航するのですが、彼は子連れ女性でもまったく問題ないといいます。

むしろ、そういった女性と子どものツラさを癒せる存在になりたいといい、時には涙を流しながら、「誰でも亡くなった子どもの分まで、愛情を注ぎたい」と語ります。

話を聞いている私の方まで目がうるむほどの真剣さだったのを覚えています。

この方にも、好条件の方を紹介しました。

未就学児のお子さんを抱える女性で、離婚ではなく死別の女性。子どものこともあり、入籍までは時間がかかりましたが、今も幸せに暮らしており、自分達のお子さんも誕生しました。

 

暴力的な前妻の傷を引きずっている優しい男性

これから紹介する男性は、私がサポートさせていただいた中でも、指折りのイケメン男性です。

芸能人顔負けの優しい顔に、長い手足、ほどよい筋肉があるのにスラリとしたボディで、モデルのようでした。

彼はバツイチでイタリアンレストランのコックをしていました。

お給料は並みですが、それだけのイケメンなので女性が放っておくはずはないのですが、25歳で家族の反対を押し切って結婚し、ここで大失敗をしたことで心に傷を負っていました。

 

その理由は、女性からのDV。

実は同じようなケースはたまにあります。

彼は結婚願望が強く、結婚したい気持ちと恐怖心がないまぜになっていて、いろいろな葛藤を抱えながら結婚相談所を訪れました。

そして女性に求めることを聞くと、「幸せになりたいと思っている人」と言います。

意味が分からなかったのですが、よくよく聞けば、

「前妻は自分に自信が持てず、不幸な選択ばかりをする人だった。だから幸せになるためにがんばっている女性と結婚したい」とのこと。そして、

「僕はそんな彼女を全力でサポートしたい」ともいいました。

その瞳にはウソがなく、誠実な人柄でもあったので、全力サポート。「いつかは夫婦でレストランをやりたい」という調理師の女性と結婚しました。

「お金を貯めて、自分達の店をオープンさせたい」と結婚式もあげず、2人でがんばっています。

このケースはたまたまイケメンでしたが、例えそうでなくても人柄や環境によって、何とか幸せになってもらいたいと、力を入れることはあります。

何より大切なのは人柄。参考にしてみてください。