結婚相談所と出会い系サイトの区別がついていない痛い人の話

結婚相談所と出会い系サイトが同じだと思っている人がいます。何より変わっているのは、出会い系サイトで結婚相手が見つかると思っている点。

そしてそれを元に、結婚相談所にクレームをつける点です。世にも奇妙な男性のゴシップネタを紹介します。

 

入会を断るのに数時間かかった伝説の男性

今回紹介するのは、私が知っている中で、一番イタい考え方をしていた男性のお話です。

ひとりで涙し、怒り、笑うという、ジェットコースターのような人でした。もちろん入会はお断りしたのですが、そこに至るまでの数時間の攻防をお話します。

彼女いない歴30年の男性は、ネットで結婚相談所の案内を一括請求しました。

資料の到着確認をすると、「届いていない」とのこと。メール便で送っていたので、追跡してみると確かに到着しているのですが、保証がないので、再送。今度は普通の宅配便として送りました。

が…。「届いていない」と言います。

宅配便業者に確認すると、サインももらっていて、届いていない可能性はありません。一人暮らしなので、家族が受け取った可能性もありません。それでももう一度だけ送ることにしました。

 

クーポンを不正利用しようとしていた

本来なら、送った後に着確認を何度でもするのが基本ルールなのですが、この方は電話のやりとりで、すでに面倒な感じがあったので、こちらから連絡はしませんでした。すると男性側から電話がかかってきました。

「案内を受け取りました。入会金30%引きのクーポンが3枚あるのですが、これを使えば10%だけで入会できますよね」

やはりすべての案内は届いていて、クーポンを貯めるための作戦だったのです。

実際には複数のクーポンを使うことはできないので、何枚あっても変わらないのですが…。使えない旨を伝え、次にはさらに不思議なことを言いだします。

「入会するか分からないので、まずは紹介をしてください」

もうこなると明らかにおかしな話です。

個人情報にも絡むことですから、会員ではない人に重要な情報を出すことはできません。

「他のところは紹介してくれた」と言い張るのですが、「私たちのところではできません」とお伝えしました。

この答えが彼の導火線に火をつけたようで、彼の暴走がスタートします。

 

出会い系サイトで詐欺にあった悲惨な経験

「僕が結婚できないのは、結婚を真剣に考えない女が悪いからだ」

これが彼の主張です。結婚したくてたまらないのに、自分の周りの女性は興味を示してくれない。

紹介してもらった女性は、会ってもくれない人がほとんどで、たまにあっても結婚する気がない。しかもお金をだまし取られ、詐欺にもあった。

 

ここまで弾丸トークを聞いて、私は「あれ?」と思ったのです。「詐欺って何?」と。

そこを聞いてみると、「結婚したいという女性にやっと会えて、その人が200万円の借金があって、それを返済しないと結婚できないと言ったので振り込んだら、それっきり連絡が取れない」とのこと。しかも女性にあったのは1回のみ。

1回会っただけの女性に200万円振り込む意味がわかりませんが、ちゃんとした結婚相談所なら、身元を把握しているために、問い合わせれば何とかしてくれるはずです。

 

「もちろん聞きましたけど、分からないっていわれたんです!」

かなりご立腹なのですが、そんなインチキな結婚相談所があることに戦慄を覚え、どこだったら聞いてみると、それは出会い系サイトでした。「なるほど…」思わずつぶやいてしまいました。

彼は結婚したいために出会い系サイトに登録し、何人もの女性にアプローチをしました。

その結果、何人かの人と会う約束をしたものの、実際には会えず(きっとチラッと見て帰ってしまった)、やっと出会えた人にお金を取り上げられたということでした。

 

業界として責任をとって300万円返せ

彼はこの原因を自己分析し、女性はお金を払わなくても入会でき、男性に連絡が取れるため、気軽に登録してしまうことに問題があるという答えにたどり着きました。

出会い系で結婚相手を探す女性はいないとか、最初からカモにされたとか、そんなことは気づきません。

 

そして怒りに感情を震わせ、泣きながら訴えるのです。

「結婚相談所という業界のシステムに問題があるのだから、今すぐに女性もお金を払うシステムにし、真剣度が同じ様にしないとダメだ!」と。

ネット婚活の中には、結婚をサポートすると言いながら、実際は出会い系にすぎないところがあるのは事実として、まともな結婚相談所は女性からも会費をもらっていますし、真剣に出会いを求めている人ばかりです。

「出会い系サイトと結婚相談所は違うものです」と何度説明してもわかってもらえず、挙句の果てに、「僕はあなたより、業界のことを知っている。もっと現実を見てくれ!」とのこと。いやいや、現実をみるべきは、あなたです。

その後、「業界として責任を取る義務があるから、女性に払ったお金とこれまでに払った会費を全額、御社で賠償してください」と支離滅裂な主張となり、興味本位で「これまでに払った会費の総額」を聞いてみると300万円でした。

結果としては、世間知らずの男性が、出会い系サイトにハマって痛い目にあったという内容だったのですが、確実に言えることは、彼は一生結婚できないし、またダマされる日が来るでしょう。