結婚相談所で親が登場しとんでもないことに

結婚は家と家が結ばれるともいわれ、親も熱が入ります。

そのために、ついつい勝手な行動をしてしまい、やりすぎて妨害してしまうケースも少なくありません。ここでは、そんなやりすぎの話を紹介します。

 

デートを大胆に尾行したお母さん

ある男性は、婚活をするにあたって、「絶対に母には内緒でやりたい」と最初から言っていました。

これはよくあることなのですが、あまりに強く言うので、ややこしいお母さまなんだろうなと思い、連絡などは慎重にするようにしました。

でもこういった方は、鼻が利くようで、あっという間にばれてしまいます。

男性がいい感じになった女性とデートをした際、途中から女性が何かをチラチラ見るようになり、落ち着かない感じになったそうです。

「何かありましたか?」

「あそこの女性と知り合いですか?」

指差された方を見ると、わざとらしく下を向いて顔を隠す女性。お母さまでした。

男性の後方の席にすることでばれないように座り、ひたすらじっと息子を見て女性を見て…。当然ですが、母親であることを伝えると、女性は交際をお断りしてきました。

当然です。そんな面倒な親のところに嫁に行く人はいません。

 

息子と同じ体験をしたいから、私も登録したい

息子を溺愛する母親の暴走は、他にも例があります。ある日、老女が結婚相談所を訪ねてきました。誰かのお母さまだと思って確認すると、驚きの答えがきます。

「私も登録したいのですが、どのようにすればよろしいでしょう?」

え~っとのけぞりながらも、年齢制限があることをやんわり伝えたのですが、

「問題ございません。私は主人と死別しておりますので独り身ですし、年齢の離れた男性でも抵抗はありません」

いやいや、抵抗がるのは相手の男性ですから!

 

何度も断ったのですが、のらりくらりと「大丈夫です」という彼女。

「どうやってもムリです!」と強めに言ったところ、やっと本心を伝えてくれました。

「実は息子がここに登録していまして、どんな活動をしているのかも分からないし、お相手の素性も知ることができない。

自分も登録すれば、それを知れるはずだから入会したいのです」

入会しても女性の個人情報を知ることはできませんし、まったく意味がなく、何より登録できない旨を何度となく説明し、やっと納得してくださいました。

息子への愛情を超えた執念のようなものを感じました。

 

息子の代わりに婚活パーティに来たお父さん

婚活パーティでは、本人確認ができる証明書を持ってきてもらうことが多くあります。免許証やパスポート、社員証などがそれに当たります。

 

ある日の婚活パーティで、司会をしている男性から、「ちょっと確認してもらいたい」ということを言われます。

「あの人、何歳に見えますか?」

みると30代の男性に混ざって、ひとりおじぃちゃんが席についています。どう見ても70歳前後にしか見えません。

受付の女性に確認をすると、その男性は住民票をもってきたとのことで、写真はないのです。そこで男性に声をかけ、別室にお通しし、話を聞くことにしました。

「おいくつですか?」

「32歳です」

「失礼ながら、もっと年齢が上に見えるのですが?」

「よく言われます」

「ちなみに、干支と正座を教えてもらっていいですか?」

すると干支は答えられるものの、星座はムリ。観念したのか、事情を話し始めます。

「40手前の息子がいるのですが、一向に結婚する気配がなく、代わりに私が来た次第で…。もしいい人がいれば、後日息子に紹介しようと思っていましたので、息子の住民票を取ってまいりました」

空いた口がふさがらないのですが、ご本人は真剣。

でもこれを許すわけにはいかないので、「親がそんないい加減だから、息子が結婚する気がないとは考えられないのか?相手の女性にもこんなに失礼なことはない」と昏々と説教をして、ご帰宅いただきました。

 

大きなケータイで見守っていました。お金を返してください

ある女性会員から「助けてほしい」と連絡がありました。

「怖い」とのことで、急いで自宅に出向き事情を聴きくことにしました。

この会員さんは、半年ほど真剣交際をしていた男性がいたのですが、だんだんと価値観があわないことが増えてきて関係解消をしていました。

男性も納得していて、円満解消だったはずだと思いながら話を聞くと、驚きの連続です。

男性会員とは真剣交際だったので、お互いのケータイなどで連絡をする関係でした。「もうお互いに連絡しない」という約束で、アドレスも消したはずなのに、ある日、ケータイにメールが入ります。

開くと何かの明細。よく見ると、デートで男性が支払ったもののリストでした。

 

下に合計金額が書かれていて、「この半分の12万円を一週間以内に口座に振り込んでください。端数はこちらで負担して差し上げます」

そして電話が鳴ります。その男性からで、恐る恐る出ると、年配の女性の声。「今まで我慢していたけど、あんたはろくでもない女。うちの子とは釣り合わないと思ってた」と嫌みのオンパレード。

怖くなって助けを呼んだのでした。

さっそく男性会員に連絡をすると、まったく身に覚えがないとのこと。彼女のことはいい思い出となっていて、後悔もないし、デート代を請求するつもりもないと恐縮している様子。

帰宅後、原因を追究してもらったところ、驚く状況が判明しました。

男性は、ケータイとタブレットを持っていて、アドレスを消したのはケータイのみだったために、タブレットから連絡ができてしまったこと。

タブレットにはパスワードをかけていなかったこと。

デート代に限らず、出納帳をタブレットで管理していて、そこから母親が明細を作ったこと。

 

そして極めつけ・・・。

お付き合いしている期間も、タブレットを盗み見ることで、母親がやり取りを見ていたこと。

何ともおそろしい話です。

男性は女性と和解した後に、結婚相談所を退会。母親が結婚の最大の障壁になっていました。