“独身貴族”になるのは難しい!一生を考えてライフプランを立て、自分を納得させる

独身貴族という美しくかっこいい言葉が注目されて長くなりますが、実際にこの言葉に相当する人は、ごく限られた人数しかいません。

しかも私の知る限り、バツイチに多い気がします。ちょっと意外かもしれないこのあたりを、少し掘り下げてみたいと思います。

独身貴族はバツイチの人の方がなりやすい

独身貴族という言葉に、どんなイメージを持っていますか?

貴族というからには、金銭的にも精神的にも余裕がある人物だと思う方が多いのではないでしょうか。

結婚をすると、お小遣い制になるために自由に使えるお金が減ったり、遅くまで飲み歩くことはできずに、いちいち連絡をして許可をもらわないと飲みに行けないなど、窮屈なイメージがあります。

そんな人から見れば、シングルで自由に飲みに行けるだけで、貴族に見えるかもしれません。

 

特に、この窮屈さを身をもって体験したバツイチの人は、自由でいることのありがたみをひしひしと感じるため、独身貴族になれるのでしょう。

実際、私のまわり(結婚相談所に来る人ではなく、プライベートな知り合いの意)では、「もう結婚はもういいや。今の気楽さが好きだ」と言って、シングルを謳歌している人が何人もいます。

自分で稼いだお金は自分で自由に使い、時間も好きに使う。そんな気ままな生活のありがたさを感じながら、楽しんでいるのです。

ただ残念なことに、バツイチが全員、独身貴族になれるわけではありません。養育費を支払っているために、つつましやかな生活を強いられている人や独り身の状態がさみしくて仕方がない人などは、独身貴族とは言えません。

結婚願望があるなら、独身貴族ではない

では、結婚経験者の中に、独身貴族が少ないのはなぜでしょうか?

多くのシングルの人は、結婚しないことを選んだのではなく、「結果的に独り身でいる」人が多いことがあります。

結婚への憧れを持っているために、時々、さみしくて仕方がない時もあれば、自分に自信が持てず、漠然とした不安に駆られることもあります。

そのため、シングルの状態を楽しんでいるとは言いにくくなってしまうのです。

  • 「あの時、あの人と、結婚していれば人生は違ったかも」
  • 「結婚できないのは、自分に魅力がないからではないか」
  • 「ひとりの部屋に帰ってくる毎日はツラい」

そんな風に感じながら生きていくのは厳しいものです。

 

年齢を重ねてから、貴族でなくなることが一番つらい

若かりし日は仕事も忙しく、周りにはシングルの人も多くて遊び仲間も充実。

「結婚する意味が分からない。自分はずっと独身貴族でいこう!」などと考えている人が多くいます。

でも年月が過ぎ、ある時気付くと、毎週のように遊んでいた仲間はそれぞれに家庭を持ち、気軽に遊ぶことができなくなります。その一方で、会社員の場合、若い頃は時間的拘束が長い実行部隊のような仕事をしていた人でも、役職がつき、自分で時間を調整できるようになっていたりします。つまり、時間があっても、それを一緒に過ごす仲間がいない状態です。

そして暇つぶしに、Facebookを見ていれば、

「子どもが生まれました」

「うちの子が学校に入学しました」

「○○に遊びに行きました」

と幸せそうな写真のオンパレード。若い頃は、

「なんでこんな恥ずかしいことをするんだろう?」

と思っていた子どもの写真付きの年賀状も、少しうらやましく感じることが出てくることがあります。

そうなって初めて、「結婚してみるのもいいな」と思う人もいるのですが、それが女性なら35歳、男性なら40歳を超えていると、条件的にかなり厳しくなり、結婚が遠いものだと実感します

こうなると独身貴族から転落し、ただの「結婚できなかった人」になってしまいます。これは精神的にキツイものです。

 

一生を考えてライフプランを立て、自分を納得させる

ではどうすればいいのでしょうか?

ひとつは、何となくその場しのぎの人生を歩かないことが大切です。

何となく結婚しない…というゆるい選択をしていると、将来、「あの時に…」と後悔するようになるのです。

そうではなく、結婚しない理由や、そのまま独身でいることで、どんな一生が待っているのかということまで、じっくり考えてみることです。

そして、それが幸せなのか?本当に、それでいいのか?を自問自答し、納得することが大切です。

ライフプランを立てるセミナーで、「理想的な人生」をテーマに年表を書いてもらうと、多くの人が結婚や出産を書き込むのに、実際の人生年表を書かせると、結婚が出てこないということがありました。

理想と現実が一致することは奇跡に近いのかもしれませんが、それにしても違いが大きすぎます。

そういった場合、「理想に近づけるには、結婚すればいいのではないですか?そのための努力をしましょう」とカウンセリングをすると、それまで身が入ってなかった婚活に、急に力を入れる人が何人も出てくるそうです。

独身を自由に楽しむ貴族は、成り行きでなれるものではありません。後悔しない人生のためにも、ぜひ自分のこれからの人生を客観視してみてください。