日本とはこんなに違う!ヨーロッパ人の結婚観

日本人は、結婚に対して様々なイメージを持っていますよね。「同棲するなら結婚するべきだ」「子供が出来たら結婚するべきだ」いろいろな「べき」があります。ですがこれって国によって全然考え方が違うということを皆さんは知っていますか?

国際恋愛をしていると、やはりいろいろなことに対する考え方の違いに驚かされることが多々ありますが、結婚ということはとっても重要で、その考え方の違いを理解しておかないと、とんでもない行き違いが起こる可能性があります。今回は、ヨーロッパに焦点を絞り、人々が結婚に対してどのようなイメージを持っているのかについてまとめてみたいと思います。

 

フランス人にとっての結婚とは

 

ヨーロッパとひとくくりにしてみても、やはり実際には国ごとに考え方が異なります。まずひとつ目は、日本人にとっても人気の渡航先であるフランスについてです。フランスと言えばやはり「オシャレで雰囲気が素敵」なイメージがあり、一度は行ってみたいと女性が特に憧れる国のひとつですよね。

 

フランス人の男性というのは実は結構現実的で、日本人男性とは全く違う考え方をしていることが多いのです。それは男性とはこうあるべき、女性とはこうあるべき、という「あるべき姿」が全く異なっているということに顕著に表れています。

 

そんなフランス人男性の結婚観について見ていきましょう。

 

何歳までに結婚したいなんて考えは皆無!

まず、日本人は傾向として「30歳までには結婚したい」など、年齢にとってもこだわるところがありますよね、これは基本的に欧米では通用しません。というより、年齢にそれほどこだわるところがないのです。なぜかというと、結婚せずに子供を持つという選択肢が「至って普通」のこととされているので、出産を意識した女性の年齢的な制限を考慮する必要がないのです。

 

それどころか、「〇歳までに結婚したい」という考え方自体、フランス人からすると「え?なぜ?」とかなり不思議がられてしまう可能性さえあります。それほど日本人の年齢に対するこだわりはフランス人からすると理解しにくいところなのです。

 

男女は対等であるという考え方

フランス人の友人(男性)と話していた時に、こんなことを聞いたことがあります。

「もし自分の彼女が、結婚したら仕事を辞めたい、専業主婦になりたいと考えてるとしたら、それはもう絶対NGだし、とんでもない女だと思うよ」と彼は笑いながら言っていました。ちょっと気になったもので、「でも結婚したらある程度男性の方がお金を稼がなきゃって思わないの?」と聞いてみたのです。

すると彼はこう続けました。「どっちが多く稼ぐとか言う考え方はそもそもないよ。というよりも、彼女のお金は彼女のお金だし、自分の稼いだお金は自分のお金だからね。そこを一緒に考えるということは基本ない。もちろん生活していく以上一緒に払っていく生活費はあるけど、それ以外のところは干渉しないのが普通だと思ってるよ。」

 

つまり、男女がとっても平等なのです。どっちが上ということも全くありません。それぞれが自立しているというのが大きな特徴ですね。

 

結婚以外の選択肢が豊富!

フランスは、結婚をしていないけれども、事実上生活を共にしているパートナーという、いわゆる事実婚の関係が結構一般的なのです。結婚していなくても、カップルでそのまま一緒に生活をしていくという関係は「Concubinage(コンクビナージュ)」と言われており、これはつまり同棲、事実婚と同じ意味なのですがそれだけではなく、政府からも法律で認められているというので驚きです。

そして、それよりももっともっと結婚に近い関係というのが、「PACS(パックス)」と呼ばれる関係なのですが、これも同様に法律で認められており、これは結婚と同じように別れる際には「離婚」に近い法的な手続きが必要になってきます。

 

ただのカップルでいる、コンクビナージュでいる、パックスでいる、それぞれに税金やその他いろいろな条件が異なっているため、自分たちに合ったステータスを選ぶことが出来ますし、逆に結婚の意味を見出すのが難しくなっているのかもしれませんね。

 

それでも結婚する理由は?

これだけたくさんの選択肢がある中で、フランス人が結婚したい!と思うのは一体どんな時でしょう。これは正直分かりません。はっきりしたことは言えませんが、やはり子供の将来を考えた時に結婚していた方が何かとメリットが多いとか、やはりきちんと家族になりたいと思う気持ちだとか、いろいろな思いがあるのでしょう。

 

何にせよ、たとえ子供が出来たとしても、結婚という選択肢を選ばないことは全く不自然ではないので、このあたりが日本とは考え方が大きく違うと言えるところではないでしょうか。

 

イタリア人にとっての結婚とは

 

イタリア人は人気があります。日本人女性は結構イタリア人男性に弱いところがあるのです。なぜでしょう。それは、イタリア人男性はとっても情熱的で愛情表現が上手だからです。そんなところに日本人男性にはない情熱を感じ、コロッと恋に落ちてしまう日本人女性はたくさんいます。

 

そしてまたイタリア人も日本人女性を好む傾向が強いです。まあ、日本人女性はどこへいっても割とモテますけどね。やはりアジア人の女性というだけでそのエキゾチックな魅力がありますし、その中でも従順で心優しい日本人女性は人気が高いです。

 

それではそんなイタリア人の結婚観はどうなのでしょうか。早速見ていきましょう。

 

基本的に晩婚が主流

イタリア人の平均結婚年齢は遅めです。晩婚が主流と言えるでしょう。20代での結婚は「早い方」とみなされます。なぜかというと、イタリア人は一人前になるのが遅いのです。大学に入学してもストレートに卒業できる人はひとにぎりです。つまり、成績がものすごく良くない限り、卒業までにかなりの年数がかかってしまい、それから就職して会社員になるころには、もう30歳を目前にしているなんてことは普通のことです。

つまり、30歳でやっと自立出来るくらいのスピード感なのです。となってくると、それから結婚を考えるようになりますよね。自立していない、働き先も決まっていないうちに結婚するなんてことはやはりごく稀です。

 

というわけで、イタリア人の結婚は晩婚が主流という特徴がまず挙げられます。30代半ばが一般的です。

 

離婚するのがとっても大変なイタリア

そして、イタリアというのは、世界的に「離婚率が低い国」として知られています。これは、結婚に対して皆がとても慎重であることはもちろん、離婚が大変な国だからというのも大きな理由となっています。

どういうことかというと、イタリアは宗教上の理由で「離婚が出来ない」もしくは「出来るがとっても大変」な人がものすごく多いのです。

キリスト教の中でも、カトリックは離婚に対する考え方がとっても厳しいです。私も実際友人のひとりに、カトリック信者なので、離婚は出来ないと言っている男性を知っています。ずっと何年もの間別居しているのにもかかわらず離婚をしないのは、「したくない」のではなく「出来ないから」だと彼は言っていました。

 

となると、当然結婚するにもとっても慎重になります。当然ですよね。一度結婚してしまえばもう離婚が出来ないと思うと、結婚に対する考え方もやはり変わってくるでしょう。というわけで、結婚に踏み切らないカップルもとても多いです。

 

事実婚という選択肢

上記でお伝えしたように、離婚が困難であることから、結婚することを選ばないカップルが増えています。つまり、「事実婚」の関係で一生パートナーと生活し続ける選択肢を選ぶ人が増えているということです。気持ちは分かりますよね。いろいろと煩わしいプレッシャーを感じるくらいなら、結婚は別にしなくてもいいやと思うということでしょう。

 

というわけで、事実婚を選ぶ人が多いのも、イタリア人の特徴です。

 

イギリス人にとっての結婚とは

 

イギリス人は日本人と似ていると言われているのを知っていますか?それはなぜかというと、イギリスは日本と同じ島国だからです。大きさも同じくらいですね。

だからこそ、イギリス人はやや閉鎖的なところがあり(もちろん皆ではありません)、何もかもに対してオープンに受け入れていく「何でもOK!」的な気質ではないところが、ある意味日本と似ているのです。

 

それもあってか、日本人とイギリス人のカップルは結構多いです。相性がいいのかもしれませんね。私の周りにも結構な人数がイギリス人男性と幸せに結婚生活を送っています。そんなイギリス人の結婚観はどのようなものなのか、まとめていきたいと思います。

 

結婚率が低下している現実

ヨーロッパ全体に共通して言えることですが、やはり結婚率は低いのがイギリスです。なぜかというと、「結婚をしてもそれほどメリットがない」からという理由が大きいようです。

 

結婚しなければ得られないものが少ないために、あまり結婚に踏み切ろうという話にならないというわけです。というわけで、イギリスではシングルマザーがとっても多く、それに対しての世間の目も特に冷たいわけでも何でもありません。それだけ普通のことになっているからですね。

なので、子供が出来た場合は、未婚の母となり、結婚するときには子供がいるというパターンは非常に多いです。連れ子がいる同士で結婚をして、上手く皆で生活しているケースも多いので、そのあたりは上手くやっていける人たちが多いのではないでしょうか。

 

知れば知るほど日本の考え方ではありえないことですが、「安定を求めて結婚する」なんて考え方も全くなく、「特にメリットがないから事実婚でいいや」というのが人々の考え方なのです。

 

離婚率が高い・・・

そして、特筆すべきは、「イギリスは離婚率が高い」という事実です。悲しいことではありますが、離婚している人たちが多いイギリス、結婚率が低く離婚率が高いとなると、結婚が上手く行きにくい国という風に考えてしまいますよね。

 

ですが、離婚をするとなるとイギリスでは結構大変です。お金もかかりますし、時間もかかります。「さて離婚するか」と簡単に済むわけではありません。

そういうリスクを考えるとますます結婚したいとおもう人々が減っていってしまうのでしょう。

 

ヨーロッパ全体に共通すること

 

いろんな国がありますが、ヨーロッパ全体を見て共通することがあります。それは、「事実婚が多い」ということと、「男女が対等だという考えが強い」ということです。

 

日本人の感覚で言えば、「結婚して旦那さんに養ってもらいたい」と言ったところで、別にそれがものすごいヒンシュクを買うことはありません。ですが、これをヨーロッパの男性にうっかり言ってしまうと「なんて自立心のない女性だ」と思われてしまいます。

 

結局、男性だからこうしなければならない、女性だからこうしなければならない、という考え方はほぼ無いのです。これは仕事の面にも表れています。ヨーロッパでは女性も思う存分活躍できるチャンスがありますし、女性が男性よりも劣っているという考え方がありませんので、女性のキャリアウーマンにとっては生きていきやすい文化だと言えるでしょう。

日本人の結婚観も変わりつつありますが、やはり日本人の男性は「女性には負けたくない、自分が養っていきたい」と考える傾向が今でもありますので、自立心が強くバリバリ働く女性があまり男性から人気が無かったりしますよね。ですがヨーロッパでは逆です。こういう強い女性が「魅力的だ」と思われるのです。

 

私はこの男女対等な考え方は素晴らしいと思いますし、日本も見習うべきだと思います。ですがこれはこれでまた、人々を「結婚したい」という気持ちになかなかさせない理由のひとつにもなっているのでしょう。

 

まとめ

やはり、結婚というのはその国の文化が顕著に表れる部分です。いろいろな国の結婚観を知るのは面白いですよね。日本人の結婚に対する考え方は、日本人の私たちにとっては何の違和感もないものですが、海外の結婚観と比較した時に、改めて日本人の結婚観がいかに独特かが分かるものです。

国際結婚を目指す国際恋愛中の方も、きっとこの価値観の違いに悩むことがあるでしょう。お互いの文化や価値観に固執せず、お互いに歩み寄ることが出来れば、きっと素晴らしい関係を築いていけることと思います。