喧嘩のたびに誹謗中傷されたり、デートのたびに「女だから」と男尊女卑的な発言をされたりなど、苦しい思いをしていませんか。

もしデート中につらいことが多いなら、デートDVを受けているかもしれません。

DVは殴る・蹴るなどの暴力行為だけを指すのでなく、差別的発言や過剰な干渉なども立派なDVのひとつです。悩みを抱えこまないためにも「これってデートDV!?と悩んだ時の見分け方と対処法」を紹介します。

DVは結婚した夫婦間だけのものではない

デート中に「女なのにでしゃばるな」「女なんだから俺に合わせろ」などのつらい発言をされて、悩みを抱える女性は少なくありません。

無理に自分に言い聞かせても、つらい気持ちは消えないものです。むしろ感情を抑え込むことで悪化することは少なくありません。

 

好きな人と付き合うと、献身的に尽くしたくなったり、好きな人を悪く言いたくないと思ったりするのは自然なことです。けれども彼氏の暴言や差別的な扱いが続き、心の奥底でざわざわした気持ちが持続しているのなら、デートDVの被害を受けているかもしれません。

DVは「Domestic Violence(ドメスティック・バイオレンス)」の言葉の通り、家庭内暴力を指します。そのためDVと聞くと、夫婦間での暴力をイメージする人も多いものです。しかしながら、結婚した夫婦間だけを指すわけではなく結婚前のカップル間での暴力もDV1つに含みます。

 

デートDVとは?

カップル間での暴力行為を「デートDVと言います。デートDVは婚約中や結婚前のカップルなどで起こる暴力行為だけでなく、付き合っている恋人関係全般での暴力を含みます。

実際に殴られたり、蹴られたりしたわけではないと、デートDVに入らないのではないかと思う方もいることでしょう。確かに一般的な暴力は殴る・蹴るなどの身体的な暴力を指すことが多いものです。 

しかしDVの定義上は、「配偶者や恋人などの親しい間柄の人から振る舞われるさまざまな暴力」となっています。さまざまな暴力と書かれている通り、実際に手を上げらえれていなかったとしても、著しく傷つける発言を繰り返しされたり、行動面の規制をされたりなどの振る舞いもDVに当てはまります。

 

DVの種類は大きく6種類に分類ができます。そのうち恋人間での暴力行為に当てはまる5種類の内容1つずつ詳しくお伝えします。

 

デートDV5種類の内容とは

デートDV1つ目は身体的暴力です。殴ったり、蹴ったりなどの行為の他に、モノを相手にめがけて投げつけたり、水をかけたりなども身体的暴力に含みます。 

身体的な暴力がエスカレートすると、次第にタバコの火を相手の身体に押し付けたり、階段や高所から突き落とそうとしたり、刃物で脅したりなどの行為に発展することがあります。人命にかかわるため、注意が必要です。

 

2つ目は精神的暴力です。傷つくような発言をしたり、人前で中傷したり、、一方的に責任を押し付けてきたりなどの行為を指します。差別的な扱いや友達と会っているときに馬鹿にする発言があるのなら、それだけでデートDVに含みます。 

その他、無視や脅し、見下す発言や私物を勝手に捨てる行為なども精神的な暴力に入ります。これはあなた自身に対するものだけでなく、大事な友人や家族に対して見下す発言や馬鹿にする言い方があった場合には、精神的暴力に入ると考えて問題ありません。

 

3つ目は社会的暴力です。交際範囲の制限や禁止行為、私物や通信履歴のチェックや監視行為、連絡やデートの強要などが社会的暴力に含まれます。 

たとえば彼氏が気に入らない友人と出かけると、「あの友人とは付き合うな」「なんで俺がいるのに男友達と会うんだ」などと言われて、交際範囲を制限されたり、監視されたりしたならば、社会的な暴力を受けていると言えます。なぜなら彼氏の言い分を聞くことで交際範囲が規制されて、社会的な付き合いが短縮化するためです。

その他、仕事中や友達と会っている間にもメールの即レスを強要してきたり、スマホのやり取りの確認を求めてきたりなども監視行為にあたります。彼氏の要求にこたえることで、社会的なつながりが希薄化したり、実生活に支障をきたしたりなどするからです。

 

4つ目は経済的暴力です。働くことに対して否定をしたり、仕事をやめるように言ってきたりなどの発言だけでなく、お金の使い方の制限やチェック行為なども経済的な暴力に含みます。 

誰がどのような用途でお金を使おうと自由です。もちろん、結婚が決まっているのなら挙式代としてお互いに貯金も必要になるかもしれません。しかしお金の使い道や金額提示をすべて求めてきたり、勝手に金銭管理をしてきたりするならば、行き過ぎていると言えるでしょう。 

経済的な暴力が悪化すれば、相手の預金を勝手に使ったり、借金するように強要したり、お金を借りて返さないなどの、ヒモ扱いやモラル違反的な行動につながるため注意が必要です。

 

5つ目は性的暴力です。望まないセックスの強要や避妊の非協力、中絶の強要やAVを無理やり見せるなどの行為が該当します。付き合っている以上、彼氏が性行為を求めること自体は問題ではありません。しかし性行為の強要をしてきたり、強姦に近い状態での性行為が行われているのなら、愛ではなくDVです。 

女性も断る権利が存在します。好きだから当然だと言い張る男性も少なからずいますが、女性の場合、ホルモンバランスの兼ね合いで体調がすぐれないときや仕事の兼ね合いで疲れているときもああります。そのようなときにも説明しても納得せず、行為を求めて強要するようならば、DVに該当します。

 

種類別デートDVを受けたときの対処法

DVの種類や具体的な内容がわかったことで、あなた自身がDVを受けているのかの見分けはできたかと思います。しかし現状の把握ができたとしても、DVに対してどのように対処したらいいのかわからず、不安さが残る方も多いと思います。

女性である以上、男性よりも腕力や体力はありません。変に逆上してしまい、エスカレートさせてしまう事態が最も怖いものです。そこで、5種類別のデートDVを受けたときの対処法についても紹介します。

 

1つ目の身体的暴力を受けている場合には、命の危険があります。ぬいぐるみやティッシュ箱などの軽いものを投げている状態であったとしても、椅子やテーブルなどの大型で硬いものになれば痣が残るようになり、当たり所次第では入院や治療が必要となります。

だからこそ身体的暴力を少しでも受けているのなら、あなたの命を守るために距離を置くことが肝心です。口の堅い友人や家族に相談し、いざエスカレートした際に助けてもらえる環境を確保しましょう。

「人に相談したら彼がエスカレートして、もっとひどいことをされるかもしれない」「殴るのは彼の気分を害した私が悪いんだ」など、さまざまな気持ちや思考が働いて、助けを求めるのが怖いかもしれません。 

けれども、殴ってくる相手と殴られたあなたなら、悪いのは絶対に相手です。たとえ相手の感情に火をつける発言や言動が前後にあったとしても、理性で暴力を止められない相手に原因があります。

DV被害者のほとんどが自分が悪いから殴られたり、モノを投げつけられたりすると思い込んでいますが、あなたが被害者の立ち位置であって、悪いのは相手です。そのことをしっかり認識しましょう。

 

そのうえで、これ以上エスカレートしないために距離を置いて、安全を確保してください。同棲中ならば、少しずつ荷物をまとめ、最小限必要なものがまとまったらその家を出て、守ってくれる人の家にかくまってもらいましょう。友人宅や実家などに居ることで、身の安全を確保できます。 

彼と再び話し合いをする必要があるのなら、自分一人で会うのは危険です。距離を置いた反動で、二人きりになった瞬間に暴力が再開することが少なくありません。だからこそ、彼と会う際には男友達や父親などを巻き込み、力で抑えようとしても守ってくれる存在があると見せつけることが大事です。

基本的に、暴力をふるう男性がスパッと治ることはありません。別れたい気持ちや恐怖心が少しでもあるのなら、周囲の協力を得て彼と別れ話をし、距離を置くことが一番得策になります。

 

2つ目の精神的暴力の場合には、マインドの変更が不可欠です。「男性だから男尊女卑的な発言は当たり前」「友達がいる前で馬鹿にするのはプライドを保つためだから仕方ない」などの気持ちを持っていませんか。

しかし、少しでも心がズキズキと痛んだり、悲しい気持ちになるのなら、あなたはデートDVを受けています。見たくない現実に蓋をし、仕方ないと割り切って事態を悪化させている恐れがあります。

DVと認めると、彼の発言の裏に愛情があると考えたり、性格だから仕方ないとの言い訳ができません。だからこそ現実に蓋をするかのように、つらい現実から目をそらし、我慢の道を選びがちです。

 

特に精神的暴力は体に傷をつけられているわけではないので、気づきにくい側面もあります。そのため恋愛関係を持続するために、仕方ない理由を見つけて現状維持を選ぶのです。

けれども考えていただきたいのですが、付き合っている彼はあなたのことを本当に大事にしているのでしょうか。優しい部分や素敵な部分もあることでしょう。しかし冷静に考えて、好きな相手を人前で罵倒したり、差別的な扱いをするのは愛情行為と言えますか?

もしあなたの友人が交際相手に罵倒されたり、侮辱されたりしても「これは愛なの」「仕方ないことなの」だと言っていたら、すんなり納得できるのでしょうか。多くの場合は、愛ではないと諭したり、別れを勧めたりすることと思います。そして「自分を大事にするように」と警告をするのではないでしょうか。 

あなたも自分を大事にしても良いのです。自分は愛されるべき存在だと認め、不自然な現実に気づきましょう。心の底から自分は愛されるべき存在だと気づけたら、今の彼との関係性のゆがみや違和感が生じるはずです。

精神的暴力を受けている方は、自分に対する評価や自信、自己肯定感を高めることで、自ずとその後取るべきアクションが見えてきます。なぜなら自分への価値を素直に認められるようになることで、自分に価値を感じる人と付き合う道を選び、侮辱や否定をする人とは合わないと判断し、距離を取れるようになるからです。

 

3つ目の社会的暴力4つ目の経済的な暴力の場合には、彼氏がデートDVをしていると気づかせることが肝心です。おそらく相手側はDVをしている自覚はないことでしょう。デートDVに関する情報を間接的に与えることでハッとさせることがファーストステップです。

もし常識を持ち合わせ、デートDVをしていることを自覚できたなら、やや束縛や干渉は多いものの、交際を持続することはできます。しかし、自分は悪くないとのスタンスが続くのであれば、身体的暴力や精神的暴力をする相手と付き合い続けるのは得策ではありません。

「今の仕事は好き。やめるように言われたくない」「自分のお金を管理されたくない」「通信履歴の閲覧や監視は愛じゃない」はっきり主張し、控えてほしいことを伝えましょう。その発言を受け、「お前が悪い」などの逆切れや馬鹿にする発言が出たら、その相手はあなたを平等に見ていません。

DVをする相手全般に共通しますが、人ではなくモノとして見ている恐れがあります。つらいかもしれませんが、大事にしない相手とは距離を置いたり、別れたりすることが心身の健康上大切です。

 

5つ目の性的暴力に関しても、デートDVの無自覚さが垣間見えます。セックスシーンの撮影やポルノ鑑賞の強要、避妊の非協力などはデートDVに当たるとしっかり伝えましょう。

女性も選ぶ権利・断る権利があります。 

伝えたとしても「嫌よ、嫌よも好きのうち」「恥ずかしがっているだけ」などの認識が変わらないのなら、共通の友人経由で忠告をしてもらったり、デートDVに関する情報を多く与えたりし、教育していくことが大事です。しかし、あなたが付き合うつらさがあるのなら、自分を大事にするためにも別れを選ぶことは決して悪いことではありません。自分の気持ちを一番大事にしてあげてください。

 

まとめ

付き合っている彼から性行為の強要や人前で馬鹿にする発言などに悩む女性は少なくありません。

特に10代カップルに関しては、男性の知識不足から約3割がデートDVを受けたことがあると言われるほどです。 

しかしつらい状態をぐっと我慢する必要は全くありません。両親や親友に協力してもらっての説得や距離を置く行動も大切なことです。

デートDVについてもっと情報が欲しい方や専門機関に相談したい方は「デートDV110番」で専門家に相談もできます。

一人で悩まずに、勇気をもってワンアクション起こしましょう。

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